講演会(2016/12/21)



寺島実郎
「2017年の展望を語る」
 まもなく2016年は終わろうとしています。このような時、日本を代表する論客の一人である講師から、2017年を迎えるにあたり、私たちが考え行動するための視座を熱く語っていただきます。講師は予てから、世界秩序の構造変化をしっかり見つめるという認識が重要と力説しています。それは、17世紀のウエストファリア条約、100年前のサイクス・ピコ協定以来の変化・秩序再編期にあるとの認識を持つということです。その上で、我が国の外交戦略や外資依存。公的マネー投入による株高幻想の限界等を説き、日本の正しい道はこうあるベきと示されています。年末、多忙な中恐縮ですが、多くの方々のご参加をお待ちしています。
勁草塾代表理事 齋藤 勁
講 師
寺島実郎
主 催
一般財団法人 勁草塾
講師紹介
(―財)日本総合研究所会長、多摩大学学長。1970年代、三井物産の調査マンとしてイランの日PCプロジェクトに関わり、以来、中東やアメリカで情報収集・分析活動を続けてきた。10年にわたるアメリカ勤務を経て日本に帰国後、企業内シンクタンクとして「三井物産戦略研究所」を立ち上げ、世界の最前線でビジネスを展開するための知の基盤の構築に力を注ぐ。「文献とフィールドワーク」をはじめとした、体験に根ざした独自の視点から国内外の経済、政治、外交、エネルギー政策、宗教と、幅広い分野での提言を続けている。著書多数。
後 援
神奈川新聞社 / 東京新聞横浜支局 / タウンニュース社
開催日
2016年12月21日(火) 午後6時20分

会 場
ワークピア横浜

会 費
  一般 \4,000- / 会員 \3,000- / 学生無料


 

2016/12/23 東京新聞

2016/12/23 神奈川新聞

■2016/12/21 タウンニュース (2017年1月5号)
「羅針盤なき世界に突入」
寺島実郎氏が講演
 齋藤勁元衆議院議員が代表理事を務める一般社団法人「勁草塾」が12月21日、日本総合研究所会長で多摩大学学長の寺島実郎氏を招いた講演会を中区のワークピア横浜で開き約300人が集まった。
 寺島氏は世界や日本の経済状況、時代認識をデータを用いて示した上で「日本では勤労者世帯の収入が減り、大きな買い物ができなくなった」と指摘。さらに「2017年は羅針盤なき世界に突入する。モデルも参考書もない中、自分の座標軸を持ち、自分で考えることが大切」と今年の展望を語った。