「わが国の財政について
   講師:前財務省事務次官矢野 康治
 長く続くコロナ禍、酷暑、豪雨、さらに物価高騰・円安等で私たちの生活を取り巻く環境は厳しさを増しています。参議院選挙終盤に安倍元総理が銃撃により死亡されるという衝撃的で痛ましい暗殺事件が起きました。警備問題の解明、容疑者の犯行動機と旧統一教会問題、更に国葬も含め全国民の関心が高まっています。特に旧統一教会と政権政党政治家との関わりは根深いものであることが次々と明らかになってきています。
 国際的には、ロシアがウクライナに侵攻してから半年にもなります。戦争に終止符を打ち、これ以上の殺戮は許さない国際世論の形成が重要です。
 さて、講師は在任中にバラマキ財政政策に関し批判的論考を発表し大きな議論となりました。私たち主権者=納税者は、日本銀行丸抱えで膨れ上がる借金や税金の使途をしっかり監視と主張をしなければなりません。職を離れた直後ですが、最前線で関わられてきた講師の講演に期待するところです。多くの方々のご参加をお待ちしています。

勁草塾代表理事 齋藤 勁