住民投票条例への回答状況(五十音順) |
「カジノを考える市民フォーラム」は、住民投票条例の制定に向けた要請書を12月下旬に、横浜市会議員全員(86名)の皆様に送付いたしました。年末年始のお忙しい中、回答は1月7日現在の集約で、31名の市議の皆様からいただきました。
(1)一覧は五十音順。会派名は、略称で標記「立・無」=「立憲・無所属フォーラム」 「共産」=「日本共産党」 「無(立)」=「無所属(立憲民主)」 「無(ネ)」=「無所属(神奈川ネット)」
(2)意見欄につきましては、恐縮ですが事務局の責任で、概要として省略して記載しました.
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氏名 |
選挙区 |
会派 |
賛否 |
意見(概要) |
1 |
荒木 由美子 |
南区 |
共産 |
賛成 |
市長が公約していないIRカジノ誘致を、市民の意見も聞かず、一方的に進めていることが問題。住民自治とは、政策決定・執行に住民が参加すること。カジノ誘致について、市民は一度もその意思を問われていない。住民投票でその可否を決めることは、住民自治の実践そのもの。市議会は、憲法にのっとり対応することこそ、市民の声に応える最善の方策。全力で頑張る。 |
2 |
有村 としひこ |
鶴見区 |
立・無 |
賛成 |
賛成 |
3 |
岩崎 ひろし |
戸塚区 |
共産 |
賛成 |
「横浜にカジノは要らない」との思いを共有。住民投票は、市民の意見表明の場であり、最も重要な機会。住民投票条例制定のため、全力を尽くす。 |
4 |
宇佐美 さやか |
神奈川区 |
共産 |
賛成 |
カジノ誘致について、市民は一度も意思を問われていません。市民が住民投票でその可否を決めることは、住民自治の実践そのもの。193,193筆という署名に託された市民の願いにしっかり応えるため、成立に全力を尽くす。 |
5 |
大岩 真善和 |
旭区 |
立・無 |
賛成 |
横浜へのカジノ誘致に反対。オウンドメディア(カジノ情報サイト)を立ち上げ情報発信中。 |
6 |
太田 正孝 |
磯子区 |
無(立) |
賛成 |
条例を制定して、邪悪なカジノにNOをつきつけましょう。横浜だけでなく、日本にカジノをもちこんではなりません。悪い政治家を追放してよい日本をつくりましょう。 |
7 |
大貫 憲夫 |
青葉区 |
共産 |
賛成 |
今回の住民投票条例は、「IR誘致」に賛成する人も反対する人も、みずからの意見を市政・行政に反映させるものであり、間接民主主義の不備を補い回復する手立てになるもの。市長と与党会派自民・公明がIR誘致に反対する民意を無視する行政を推し進め、間接民主主義不全の事態を招いている。
条例制定を拒否することは、地方自治法第12条を否定するものであり、住民の権利を奪い、民主主義の基本である地方自治そのものを否定するもの。 |
8 |
大野 トモイ |
港北区 |
立・無 |
賛成 |
191,193筆の署名の重みを真摯に受け止め、住民投票を実施すべき。「議会が開かれ議論がなされている」と市長は強弁するが、明らかな誤り。代表民主制は首長や議会が「民意」を代表しているかどうか。誘致賛成と表明せず、当選したにも関わらず。すなわち代表民主制が健全に機能していないと判断したからこそ直接請求の手法をとった。市会はこの経緯と真摯に向き合い、成立させるべき。 |
9 |
大山 しょうじ |
港北区 |
立・無 |
賛成 |
もちろん賛成です。 |
10 |
荻原 隆宏 |
西区 |
立・無 |
賛成 |
193,193筆の熱意と誠意のこもった住民投票条例を、議会が否決する理由など、どこにもありません。住民自治の権利は、憲法によって保障される地方自治の根幹をなす理念であり、否定するなどあってはならない。市民の良識で政策決定できる住民投票条例の成立に向け、断固賛成で臨む。 |
11 |
梶尾 明 |
港南区 |
立・無 |
賛成 |
議会においてIR・カジノに関して議論が積み重ねられたとは言い難い。
市長意見の「市民に丁寧に説明を行う」と記されているが、昨年の市民説明会でも十分に説明がないまま推進しており、今後の進め方にも疑念が残る。
市長・推進派議員は、カジノ誘致を公約にして選挙で選ばれていない。推進派多数の議会構成は市民不在、民意の棚上げになる。住民投票により、是非を諮るべきである。 |
12 |
河治 民夫 |
旭区 |
共産 |
賛成 |
国のIR整備法は、事業推進にあたり住民意見の反映を義務付けている。
2018年8月、市長は突如IR誘致を宣言したが、市長は一度として市民の声を聴いていない。世論調査では、圧倒的多数はカジノに反対。住民投票条例制定は、その是非を問うもの。住民に是非を問うことは、民主主義の基本であり原点。 |
13 |
北谷 まり |
保土ヶ谷区 |
共産 |
賛成 |
横浜にカジノIRを誘致することを、市長も推進派議員も公約に掲げていないことから、住民は一度も民意を問われていないことになり、民意が反映されていない状況のまま、市が誘致に向け準備を進めることは、住民自治の原則から外れている。重要な政策について、住民が自らの意思を表明することは当然の権利であり、その機会を設けるべきである。 |
14 |
こがゆ 康弘 |
旭区 |
立・無 |
賛成 |
横浜市の未来は横浜市民が決める。当たり前のことです。市長や議会がしっかり市民の声に寄り添うのなら、住民投票で民意を問い、その声に従うべき。 |
15 |
今野 典人 |
緑区 |
立・無 |
賛成 |
193,193筆の署名は重い。必要な法定数を越えており、間接民主制の議会以上に直接民主制が優先されるべき。市長選挙で「白紙」として当選し、その後の市議会議員選挙でも争点とせず、市民の声を聞かなくても良い状況を作り出してきた、卑劣なやり方を、市長意見は肯定するようなものだ。
住民投票はカジノIRの「否定」や「肯定」を前提としたものではない。 |
16 |
坂本 勝司 |
戸塚区 |
立・無 |
賛成 |
直接請求された重みを受け止めるべき。 |
17 |
白井 まさ子 |
港北区 |
共産 |
賛成 |
付議された市長意見は、住民投票を否定するもの。横浜でカジノ誘致について選挙で問われないまま、代表民主制が機能不全となっているため、直接民主的な手法としての住民投票を求めている。IRについてのこれまでの議論はコロナ以前に事業者から市に提供された情報をもとにしたもの、本市にとって増収となるという前提はすでに崩れている。求められるのは、新たな情報をもとに、市民の多数の意思を明らかにしたうえで方向性を決定することでありまさに今回住民から求められている住民投票の実施です。 |
18 |
田中 ゆき |
青葉区 |
立・無 |
賛成 |
193,193筆の民意を無にしてはならない。住民投票条例制定を切に願う。
民主主義の根幹を揺るがすような横浜市政であってはならない。 |
19 |
中山 大輔 |
神奈川区 |
立・無 |
賛成 |
直接請求された重みを受け止めるべき。 |
20 |
長谷川 悦子 |
栄区 |
立・無 |
賛成 |
選挙の争点となってこなかったIR誘致に関しては、しっかりと住民投票を行い、市民意見を反映させるべきであると思う。 |
21 |
花上 喜代志 |
瀬谷区 |
立・無 |
賛成 |
横浜の歴史、文化、伝統、街並みを破壊するカジノに反対。市民の声に耳を傾け、判断すべき。 |
22 |
平田 いくよ |
青葉区 |
無(ネ) |
賛成 |
間接民主主義が機能不全を起こしている中、横浜の未来のため市民が自ら直接請求を起こしたもの。「大事なことは市民が決める」という、この声に市長も議会も反対する理由はない。 |
23 |
藤居 芳明 |
都筑区 |
立・無 |
賛成 |
市長の意見「意義を見出しがたい」や「議論の棚上げを意味する」の言葉に私は強く憤りを感じる。マスコミの調査では、市民の意見はカジノ誘致に反対が多い。本来、民主主義であれば、市民の意見を強く踏まえる、ということは選挙や投票による市民の意見を反映すること。住民投票もやらないならば、誰のための横浜市政なのか。 |
24 |
藤崎 浩太郎 |
青葉区 |
立・無 |
賛成 |
市長は市長選挙で「白紙」として当選し、誘致推進の民意を得ていない。公約で「市民の皆様、市議会の皆様の意見を踏まえたうえで方向性を決定する」としていた訳ですから、一方的に舵をきったことは公約違反である。住民投票を実施し、市民の声を確実に把握していくことは、健全な市政運営に不可欠。 |
25 |
ふもと 理恵 |
泉区 |
立・無 |
賛成 |
市長は選挙で「白紙」として出馬、誘致については市民の意見を十分に聞くと話していた。横浜の未来に大きな影響を及ぼすIRカジノ誘致については、直接請求された住民投票条例を制定するのは当然。市が行う広報、公聴会などで一方的に「説明した」「理解を得た」とすることは許されない。住民投票によって、横浜の将来を市民で決めていこうとする横浜の市民力を今こそ、発揮すべき。 |
26 |
古谷 靖彦 |
鶴見区 |
共産 |
賛成 |
間接民主主義が機能していなければ、それを補完するのが、直接的に市民が意志表示ができる住民投票です。住民としては当たり前の権利。 |
27 |
みわ 智恵美 |
港南区 |
共産 |
賛成 |
市長は市長選挙で「白紙」「市民の皆様、市議会の皆様の意見を踏まえ、方向性を決定」としていた。ところが、2019年8月に「IR誘致を決断した」と市民に一度も意見を聞かないうちに発表した。選挙公約違反と質されても、「調査検討を重ね」とか「市民や経済界、市会、関係者の皆様から多くのご意見を伺ってきた」と言い、「今後も丁寧にご説明をしてまいります」と言い放った。
一度も民意を問うことなく態度を決めたことが市長に投票した市民に対する裏切り行為であり、議会制民主主義を否定したことだとの反省もない。
市民は住民投票で信を問えと取り組んできた。市民が「私たちの意見を聞く機会を設けてほしい」といっている。住民投票条例が成立するため頑張る。 |
28 |
望月 高徳 |
都筑区 |
立・無 |
賛成 |
当然実施すべきと考えている。 |
29 |
森 ひろたか |
保土ヶ谷区 |
立・無 |
賛成 |
横浜市政の歴史上例を見ない市民運動が巻き起こり、多くの市民が民意を訴えているにも関わらず、「意義を見出せない」との市長見解は甚だ疑問であり、市民感情をより分断する言動に誠に遺憾である。主役である市民が審判を仰がれることなく議論が進められることは決してあってはならず、住民投票条例を制定し、民意を確認すべきである。 |
30 |
谷田部 孝一 |
金沢区 |
立・無 |
賛成 |
山下ふ頭は、観光・MICEを中心とする、横浜市民に誇れる施設整備の実現を目指すべきと考えます。市民の皆さんと共に、全力で頑張る。 |
31 |
山浦 英太 |
戸塚区 |
立・無 |
賛成 |
住民投票は、民意を図る重要な手法。IRカジノ誘致計画に反対、賛成に関係なく、193,193筆を重んじる判断をすべきです。 |